賃貸物件に住んでいると近隣住人の生活音で嫌な思いをした人もいると思います。
人によっては騒音によって大きなストレスや不安を感じると思います。
騒音トラブルを経験した時に適切な対応を知っている人ならいいですが、多くの人が適切な対応を知らないと思います。
今回は騒音トラブルが起きた時の対処法についてお伝えします。
騒音問題が起きる原因について
ひとことに騒音といっても種類があります。
・足音、人の声
・洗濯機、掃除機
・テレビ、楽器
・浴室、便所
これら騒音の中には比較的解決しやすい物とそうでない物があります。
「足音」や「人の声」は伝えれば改善してもらいやすい内容です。
しかし、洗濯機の振動や水回りの音は建物の構造上の問題になります。
構造上の問題の場合、建物を改修しないといけないので物理的に時間がかかります。
また、お金もかかることなので大家さんがスグに対応できる訳でもありません。
もし、構造上の問題の時は引越も頭に入れておく必要があります。
入居者が行うこと
まず、騒音トラブルの心構えとしては「1人で解決しようとしない」。
これは絶対に守ってください。
隣人がうるさいからと言って仕返しなんかしたら絶対にダメです。
過去に騒音トラブルが原因で命を落としたケースだってあります。
ですので、絶対に1人で解決しようと思わないでください。
①記録をつける
騒音の状況を細かく記録してください。
・時間帯
・シチュエーション
・音の種類
1週間くらい記録を残すことをしてください。
大家さんや管理会社も詳しい状況を把握しないと動けません。
できれば動画で騒音の状況を撮影できれば解決まで早い可能性があります。
②大家さん、管理会社に伝える
大家さんや管理会社へ状況の報告をします。
この時に、感情的にならず丁寧に伝えるように心がけてください。
当たり前ですが、大家さんや管理会社は騒音をだしている本人ではありません。
大家さんや管理会社は騒音トラブルを解決する唯一の仲間になります。
この事は必ず頭に入れておいてください。
③対応の確認
大家さんや管理会社はあなたの状況を聞いてすぐに行動してくれるとは限りません。
当然ですが、状況確認を行う場合もあります。
ですので、いつ対応してくれるか確認する必要もあります。
大家さんや管理会社が対策してくださった場合は必ずお礼を伝えてください。
騒音トラブルが解決出来ない場合
①構造上の問題
2階建てアパートであれば騒音の原因の特定が比較的簡単です。
しかし、RC(鉄筋コンクリート造)の場合は振動(音)が鉄と柱に伝わるので騒音原因がわかりにく場合もあります。
また、そもそも騒音対策を全く行っていない物件もあります。
この場合、いくら入居者が気をつけても振動に対して限界があることも頭に入れておきましょう。
②大家と管理会社の問題
多くの大家さん、管理会社は誠実に対応して下さると思います。
しかし、大家さん、管理会社の中にも適当な人はいます。
この場合は解決するのにかなりの時間がかかるので引越しすることも頭に入れておいてください。
③騒音者の問題
大家さん、管理会社が誠実に対応しても騒音をわざとだすトラブルメーカーはいます。
このトラブルメーカーを 大家さん、管理会社は退去させることは出来ます。
しかし、退去させるには時間がかかることが大半です。
騒音トラブル巻き込まれない為に
騒音トラブルに巻き込まれない為に行うことは入居前に何度も物件に足を運ぶことです。
また、騒音トラブルが行った時にどんな対応して下さるのか不動産会社の担当者へ確認しておく必要もあります。
また、騒音トラブルが心配な方はマンションやアパートを借りるのではなく戸建を借りることも頭に入れておいてください。